卵は栄養満点のおつまみ

―卵は栄養満点のおつまみ―

 

お酒が好きな人は、ついつい飲みすぎて二日酔いという地獄の時を過ごした経験があるのではないでしょうか。

 

今でこそ二日酔いになる日は激減しましたが、ぼくも若い頃は幾度となく二日酔いに襲われてしまいました。

 

とはいえ、若い頃は二日酔いになっても回復が早く、昼時にはけろっとしていたものでした。

 

しかし、中年を迎えればそうはいきません。酷いときには夕方まで苦しみ、大切な時間を浪費してしまいます。

 

時間は取り戻せません。お酒好きは自身に合ったお酒の飲み方をしなければなりませんね。

 

飲む量、飲むペース、飲む種類。気をつけなければならない飲み方はたくさんあります。

 

飲酒をするとアルコール脱水酵素によってアセトアルデヒドに分解され、その毒性によって起こる症状が二日酔いだとされています。

 

そのため、体内を脱水状態にしないためにも飲酒時にはこまめに水を摂取することが二日酔い予防には効果的なのだそうです。

 

実際、自身でも試していますが、飲酒時や就寝前に充分に水を飲んだ翌日は、驚くほど二日酔いの症状が起きにくいです。

 

ですが、油断をしてしまい二日酔いになる日はあります。

 

そんなときは食事をしっかり摂ることが大事。中でもお米やパンの炭水化物と一緒に、卵とベーコンを食べると効果的だそうです。

 

二日酔いの主原因となるアセトアルデヒド。こいつをいち早く体外へ追い出すためには肝臓に頑張ってもらうほかはありません。そこで肝臓が力強く働くためのエネルギーとなる炭水化物、アミノ酸が豊富な卵、糖質(炭水化物)と仲良く働いてくれる脂質が豊富なベーコンを組み合わせた食事は二日酔い対策の食事としては理想的なのだそうです。

 

とくに、卵のバランスの取れた栄養価の高さは、近年見直されています。

 

悪者扱いのコレステロールを高めてしまう食品の代名詞のような卵でしたが、実は一日の摂取制限が2015年にはなくなっているのです。

 

それどころか、ビタミンCと食物繊維を除くほぼすべての栄養素を含む卵はスーパーフードと呼ばれています。

 

また、アミノ酸の一種である『メチオニン』は肝臓でアルコールを分解するときに必ず必要となる物質で、卵100gに約400mg入っていて、この含有量は他の食材よりもずば抜けた数字なのだそうです。

 

ということで、おつまみレギュラー決定です。

 

ぼくはほぼ毎日、つまみとして卵を食べています。

 

卵はどんな調理方法でもほとんど栄養素の状態が変わらないのも魅力で、目玉焼きやスクランブルエッグ、ゆで卵にしてつまんでいます。

 

ぼくの勝手な憶測なのですが、もしかしたら地球上で数多く生産できる食材は、野菜でも動物性でも、人間にとって重要なものなのかもしれないですね。

 

本当に自然はすごい。

 

感謝ですね。