ヌルネバおつまみ「めかぶ」
―ヌルネバおつまみ「めかぶ」―
子どものころからヌルヌル系やネバネバ系の食材は大好きで、納豆、オクラ、山芋などが食卓に並ぶと大喜びで食べていました。
ぼくの実家の納豆の食べ方は、まず納豆の小粒2パックを深めの皿に空け、箸でよくかき回します。そこへ刻んだ葉ネギ、鰹の削り節、卵黄を入れ、醤油で味付けをします。葉ネギを大量に入れ風味を強くするのが実家流で、納豆のネバネバに卵黄のとろみが加わることで食感が広がり、お米と一緒にずずっと掻き込むときが至福の瞬間となります。
そんなヌルネバ系が好きなぼくは、もずくやわかめなどの海藻類も好んで食べています。
めかぶももちろん大好きで、海藻類の中ではとくに多く食べています。
しかし、めかぶは子どものころに食べた記憶がありません。
めかぶを食べるようになったのは記憶が定かではありませんが、確か10年以上も前にテレビ番組でめかぶの力が紹介され、全国的にブームになってからでした。
それまでは存在も知らなかったですね。
めかぶはわかめの根元部分で処理が大変だったことから、昔は捨てられていたのだとか。
処理技術が開発され、研究で様々な効能があるとわかってきて世に広まったのですね。
テレビでめかぶが紹介されたときに、その力で印象的だったのが「体臭を抑制する効果が期待できる」ということでした。
とくに男性は体臭が気になるもの。体臭は自分では気が付かないこともあるので、放送された番組には耳を傾けました。
めかぶに含まれる栄養素として注目されているのは、アレルギン酸とフコイダンという物質で、海藻類の中でもめかぶにはとくに多く含まれているのだとか。
このアレルギン酸がフコイダンと一緒にアンモニアや硫化水素という体臭の元になる物質を排便で体外へと排出してくれるのだそうです。
他にも、アレルギン酸は腸に溜まったコレステロールや糖を排出してくれたり、フコイダンは胃癌の元凶とされているピロリ菌を排出してくれる働きがあるそうで、何とも心強い栄養素のタッグです。
そんな力強いめかぶですが商品によっては生臭く、とくにビールのつまみとして食すと臭みが増してしまうのがちょっと残念なのです。
そんなとき、知人からめかぶを使った簡単レシピを教えて頂き、作ってみたらそれはもう絶品で、ビールを飲むときにも臭みが気にならなくなりました。
作り方は超簡単です。
- めかぶを2パック深めの皿に空ける。
- ショウガを好みの分量だけ千切りにし、1に入れる。
- 最後にえのき茸の瓶詰めを適量入れ混ぜ合わせればできあがり。
味付けはえのき茸の瓶詰めの味だけで充分です。お好みの味はえのき茸の量で調整してください。
おつまみだけではなく、熱々のご飯にかけてずずっと食べて頂いても絶品ですよ。
ぜひ試してみてくださいね。
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